…というタイトルの本をみつけました。
「うーん、言えない!」と思ってつい手に取ってしまい…。表紙の雰囲気から見て、それほど内容の濃ゆそうな本ではないかも?とは思ったのですが、中身をぱらぱらめくってみると漫画になっていて読みやすそうだったので、そのまま購入してしまいました。
本1冊がストーリー
私がビジネス英語の本と聞いて想像するものと言えば、色んな丁寧語や言い回し、単語などがシーンごとなどに分類されたりして、綺麗に整理されて並んでいる。そんな感じです。それを全て裏切ってくれたのがこの本でした。
この本では、主人公である男の子が仕事でアメリカ出張に行き、任されたプロジェクトをなんとか終えて帰国するところまでを描いています。所々漫画で説明が入って…というものではなく、ページ全体の8割位が漫画です。
登場人物たちの会話を中心に進んでいき、その中で色んな表現や言い回しが出てきます。残りの2割が、出てきた表現のまとめなどになっています。
ちょっとしたギャグや登場人物たちの人間関係、恋愛模様など、普通の漫画のような感じで最後までスルスルっと読めた1冊でした。
こんな漫画で勉強になるのか…?
これが一番気になるところなのですが、私個人的には意外と参考になる本だと思いました。主人公の男の子は日本人なので、日本人が勘違いしているポイントややってしまいがちな間違い、誤解を招いてしまう表現など、ストーリーの中でわかりやすく解説されています。
ただ単に正しい表現を羅列されるよりも、ただ間違いを正されるよりも、主人公が誤った表現をしてしまったことでストーリーが二転三転していったりして、その中で「え?その言い方だめだったのか…!」と思いながら読み進めていくほうが、断然記憶に残るような気がします。
もう既にある程度ビジネスシーンでの英語力をお持ちの方には物足りないのかもしれませんが、これから頑張ろうという方にはお勧めしたい入門書でした。
ちなみに…この本を購入されている方のレビューを見てみると、こんな感じです。
自分の意図したニュアンスと、相手の受け取るニュアンスの違いがマンガでわかるのも面白かったです。
文化の違いについても解説があるので、ビジネスの上での会話で気を付けるべき点もわかります。
まだ1回読んだだけなのですが、繰り返して読めば、現地の人に好まれそうな表現が身に付くと思います。
普段何気なく使っている言い方が、ほとんど脅迫表現だったことに驚いてしまいました。ただ、その点はきちんと解説で説明してくれているので、とても助かりました。今度から優しい言い方になるように気をつけていこうと思います。
評価も良さそうですね。職場でも使える会話力を付けていきたい方、最初の1冊目としていかがでしょうか。Kindle版もあります!