語学留学は勉強で、ワーキングホリデー(以下ワーホリ)は遊び。ワーホリ帰りは就職が厳しい、なんて話をよく聞きます。ワーキングホリデービザは本当に自由度が高いビザなので、勿論1年間豪遊しても良いわけなのですが、実際はそうではない人まで、
どうせ海外でフラフラっと遊んで帰ってきたんでしょう〜?
そんなイメージを持たれがちな存在です。
何故そう思われているのかについてもそのうち分析していきたいと思っているのですが、それよりも先にまず、帰国後に就活をする時などに「遊んで帰ってきた」と思われたくない人たちのために、解決策を2つ考えてみました。参考になると幸いです。
1.語学力をつけて、それを証明するスコアを残す
そんなこと言われなくたって! と思われるかもしれませんが、やっぱり一番大事なのはここだと思います。
英語の場合は、TOEIC、IELTS、TOEFL、Cambridge、なんでも良いのでとりあえず語学力を証明する試験に挑戦して、ハイスコア・合格を目指してください。このような公式テストであれば日本中で(世界中で!)同じ物差しが使われるので、客観的に自分の語学力を証明することが出来ます。
私の知り合いの中にも、就活前にワーホリへ行った人が居ましたが、帰国後の就職面接にてTOEICで900以上持っていることを話すと、すごく反応が良かったそうです。(それまでは”ワーホリ”という言葉に微妙な反応をしていたのに、です。)
いくら本人が「頑張りました!」と言っても、見ず知らずの人に伝えるにはやはり限界があるので、手っ取り早く数字で示してしまいましょう。
ちなみにヨーロッパ圏の学生さん達にとっては、Cambridge検定に合格していることがより良い仕事を得るための鍵になるそうですが、日本で一番認知度が高いのはTOEICかもしれませんね。
ただ、TOEICもリーディングや語彙の選択問題とリスニングだけなので、他の検定試験の勉強をしたり、他の試験でハイスコアが取れるようになっていれば、自然とTOEICの点数も上がってくるのではないかと思います。頑張ってみてください!
https://はきたび.jp/2016/09/15/post-801/
2. 他のワーホリの人が、簡単には真似できない何かをする
何か自分らしいことを追求して、日本ではなかなか出来ないこと、他のワーホリの人にはなかなか真似出来ないだろうと思うことを何か1つやってみてください。ものすごく曖昧なアドバイスですが、これが2つ目の方法です。
先生!インターンシップやボランティアはどうでしょうか!?
(いきなり出てきましたね!) 帰国後の就活のためにインターンシップやボランティアに参加するという方も居ますが、もしかするとこれはあまり意味のないことだったりするかもしれません。
というのも、ある会社の採用担当の方はこんなことを仰っていました。
・参加費用を払って働かせてもらうようなインターンシップよりも、自力で履歴書を配り歩いて何軒も断られたりしながら、やっと見つけた場所で働いた人のほうが根性がありそう。
・内容が違うかもしれないけど、”働く”っていう点だけで見るとインターンもボランティアもアルバイトも同じで、どうせ同じ”働く”なら、お給料をもらいながら働くほうがその分仕事に対する責任も重いと思う。
なるほど、こういう意見もあるようですね。
ただ、アルバイトの場合はどうしても飲食店や観光業など、分野が限られてくるので、インターンやボランティアでしか経験できないようなこともあると思います。その内容自体に興味を持ち、挑戦してみたい!と思うのであれば大賛成ですが、就活に有利になりそうだからなんとなく…という理由であれば、普通にアルバイトでも良いかもしれませんね。
じゃあ具体的に、日本では出来ないこと、自分らしい何かってなんですか!?
例えば、私の知り合いの中には自分でラングエジエクスチェンジのサークルを立ち上げてみたり、ストリートパフォーマンスをやってみたり、自分のワーホリ生活をビデオに撮って、今後渡航する人の参考になるようにと動画サイトに投稿している人も居ました。何でもいいと思いますが、自分の得意なことや好きなことを生かして何かやってみてください。
そんなことをしなくたって、勿論ワーホリ生活は誰にとってもオンリーワンです。でももし帰国後に就職面接を受ける機会があるならば、こんな経験はきっとあなたのワーホリ生活を他人から見てもオンリーワンにするはずです。それをやり遂げた経験は自信となり、面接官の人からも”なんか他の人と違う”と、印象に残る人になれるのではないかと思います。応援しています!